2月14日(月)
厳しい経済状況の中ではミスは出来るだけ避けたいものです。
『TRY&ERROR』を繰り返すことが、経験と蓄積になる。
ソニー創業者の井深大氏の言葉です。
「まず挑戦してみることが重要だ。もし失敗したとしても、そこから何かを得て次に活かせば失敗は無駄にならない」ということを表しているのでしょう。
創業時、ソニーは常に他社に先駆けて新しいものをつくっていました。
しかしそれ故にソニーが先鞭をつけた分野に可能性があることが分かると、後から大企業が大きな資本を投じてその分野への参入を図り、ソニーのシェアを奪おうとしました。
「ソニーは大企業のモルモットである」と言われたことがあったそうです。
ソニーは大企業のために実験台的な役割を果たしているとして、実験動物の代表であるモルモットに例えられていたそうです。
この発言に当初、井深大氏は憤慨していたそうですが、後に次のように述べています。
「ゼロから出発して、産業と成りうる物が、いくらでも転がっているのだ。
これはつまり商品に対するモルモット精神を上手に生かしていれば、
いくらでも新しい仕事ができてくるということだ。」
モルモットという言葉を『先駆者』に置き換えてみると・・・・なるほど!
先駆者である以上、挑戦と失敗は避けられません。
そこから得られる経験と蓄積をしていく時こそが、先駆者であり続けるためには必要なことなのでしょう。
井深大氏のように挑戦を恐れず、失敗からも粘り強く成果を得ようする先駆者には必要なことなのでしょうね。
この厳しい経済状況、『先駆者』でなければ…、と思う今日このごろです。