11月29日(月)
昨日、お客様宅からの帰り道、豊平川沿いのフェンスに鮭が・・・。
豊平川は江戸時代には鮭の漁場であったそうです。
しかし明治時代に、資源保護のため禁漁とされ、鮭増殖のため明治12年には前年に獲られた鮭の稚魚を放流しました。
本格的な鮭増殖事業は大正12年から昭和28年までされましたが、排水による水質悪化のために、事業は中止され、豊平川に上る鮭はいなくなったそうです。
その後、1970年代に水質改善をし1974年よりカムバックサーモンという市民運動が始まりました。
1979年に稚魚を放流し、1981年には帰ってきた鮭が見られたそうです。
この成功をうけて1984年に札幌市豊平川さけ科学館が作られ、現在でも稚魚の放流が行われています。
そのような歴史からみてもフェンスには鮭が似合いますね。